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風邪という健康法

2022.05.12

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風邪という健康法

皆さまこんにちは。関東の渡邉です。
三寒四温を経て最近は燕の飛来を目にする季節になりました。季節のゆるぎない移ろいとは裏腹に鬼気混沌とするこの度の時節も少し恢復傾向に漸進してきなのかな?と感じるメディアニュースがちらほらして参りました。都市中心部の各電車路線も人混みが見られ、私淑する船井幸雄先生の著書「100匹目の猿」の通り、徐々に元に戻そうとする市民の気持ちが集合意識につながり具現化されてゆくのでしょうか。戦争や疫病等々世の難局には辟易ですが、その時代に生き、目の当たりにし、感じ考え、先哲の英知に照らして時局を俯瞰すると、陰極まって陽生ず、この世の全ては波で出来ている事を納得させられるものです。
さて、そうは言うもののまだまだうっかり風邪も引けぬこのご時世ですが、先日画像の格安古本を見つけ読了。著者は「風邪は自然の健康法である」と。風邪を引くことで潜在的な体内の悪い箇所があぶりだされて、最終的には蛇が脱皮するように新鮮な体になると解説。最近ではファスティング、所謂断食がブームですが、なるほど減食することで白血球の活動が盛んになるそうで満腹中枢が満たされると白血球も動きが鈍くなるとか。すなわち我々の体はそもそも自然回復力という自然本来の力が備わっているのでそれを損なうようなものを口にしないだけで健康を維持できるという事が理解できます。食文化を明治以前に戻すのは至難の事ではありますが、食事の量や回数を減らしてなるべく本来のものを口にするように私自身も努めてはおります。昨今では「国産原料、国産国消」という動きが随分進んできているようで、安岡先生が残された<創業垂統>のフレッシュな時節的変化が始まっていることを願って止みません。