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感度に関して

2019.10.15

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この度の台風19号、大変でした。罹災された方々には深くお見舞い申し上げます。私渡邉が駐在しております茨城も各地で甚大な被害が出ておりますが、一日でも早い復旧を願って止みません。

さて、寄る年波には勝てぬ私も今年で齢50となり、経験値と狡猾さは古だぬき並み?になりながらも、常時どこかが神経痛と感覚機能の劣化により趣味のお魚釣りにも支障が・・・。というわけで久しぶりに道具への投資を一大決心し、先日早速お魚が釣れてくれました。本当に感謝です。

ルアー釣りというものは常に魚を誘惑する疑似餌を動かし続けなければならないものですが、実は魚がガブリとやる前にわずかに触ったり横切ったりといういわゆる前アタリというものがある事が多い。これが分からないとせっかくのチャンスを逃す事にもなりかねません。すなわち、リールを巻いている最中の一瞬一瞬が研ぎ澄まされればされるほど、釣果に結び付く。リールならギヤの精度が高い事。竿は高弾性のカーボン等々。その感度を増幅させる道具を使うほど感度はさらに高まる、こういうことなんですね。<一瞬一瞬を研ぎ澄まして、今、今を生きよ!>まさに禅の修行のキーワードの様で抹香臭くてスミマセン。でも、仕事でも遊びでもスポーツでもなんでも極みまで行こうとすると、いつだってこれなんですね。日本の職人さんが精緻を極めた釣り道具。同じ日本のモノづくりの会社としてその完成度の気概というか技術者の矜持というところまで感じてしまう逸品。モノを生み出しその完成度を高めてゆくこと。そしてそれを使用する歓び。釣り針だってかつては動物の骨から削りだされたところから今に至ってます。幼児バスの歴史はドイツのフレーベルが馬車で子供を運んだことに由来するとか。専門業者として自分たちは今、どこにいるのか、今後どこへ行くのか。具現化されるべき次の時代の模索!創造の想像!などと偉そうなことを考えながらも晩酌を楽しみにしてお魚をぶら下げて堤防を後にしました。