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ファクトフルネス

2020.07.14

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皆様こんにちは。関東の渡邉です。

日頃の感染症対策に於かれては何かとご心労の重なることと存じます。お疲れ様でございます。手前共も細心の注意を図って元気に頑張っております。私事ではありますが、先日移動制限が解除された時節に九州の大学で学んでいる娘が久々に帰省しまして様々な話がだんらんの場で語られました。新入生は未だキャンパスに出向くことなく、部活やサークル活動も休止。講義は全てオンラインで部活もオンライン⁉交流。致し方ない現状でも、それでも学生同士いろいろ工夫しあいながらキャンパスライフを楽しんでいるのだとか。そんな娘がふと実家に持ってきた一冊の本。気になって購入するつもりであったのが娘に先を越され、「読み終わったから、置いてくね」。子供の成長と親の老化という同じ時間軸の中での真逆のベクトルに少しうろたえながら、書評通りの胸のすく内容に魅了されました。刻々と変化を続ける世界の現象を先入観や固定観念に束縛されることなくデータで捉えてゆく。一見理屈では分かっているつもりでも、実は私達の現象を見る目というものは、長年蓄積してきた固定観念などに随分左右されている事がこの本を読んでまざまざと実感できました。<数字で見る>なんて表現だと何となく冷徹なイメージですが、先入観で見るより正しい≒良心的なんですね。世界の賢人ですらこのマジックに引っかかってしまうというある意味痛快でありつつ同時に深く反省させられる一冊でした。こんな時節だからこそ、いま起きていることを、データで見てゆきたいですね。フェーズが変わることを深く祈るばかりです。「ファクトフルネス/ハンズ・ロスリング氏 著」