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納車紀行/三重

2016.06.09

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皆様こんにちは。関東の渡邉です。いよいよ梅雨らしい季節に突入いたしましたが、如何お過ごしでしょうか?

先日は三重県の古くからのごひいき先にお車をお届けしてまいりました。立派な真言宗の御寺様に併設する幼稚園様で各方面に於いてエネルギッシュに活躍されてらっしゃる理事長先生に久方ぶりに面会。お話を伺うほどにそのスタミナとバイタリティーに脱帽でした。お忙しい中お立会いいただき誠に有難うございました。

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境内には荘厳な三重塔がそそり立ち、山門にはおなじみの仁王様がグッとにらみを利かせて魔の入るスキが有りません。

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しかし、一歩山門を出ますと、そこは国道の喧騒から離れた、旧伊勢街道筋の静かな古い街並み。人が歩くには丁度良い道幅。町の情緒、人の匂いは史跡散策好きの私の心を大いに揺さぶるのですが、同時に10年ほど前に社内作成した「小次郎が活躍する地域の基礎ファイル」が脳裏に起動してしまいます。狭い道路を見ると思わず発症する職業病でもあります。現場を見る事、ユーザー様の声を聴く事。これがすべての原点であり結論でもあります。お問い合わせ先の現地を実際に小次郎デモカーで走り廻って肌身で感じて来た経験が生き生きとよみがえってくる瞬間です。

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通り沿いに廃業された銭湯が有りました。今、この<せんとう>をワード変換しましたら8番目の候補で<銭湯>が上がってきました。かつては人々の生活の一部であったものの、今ではひっそりとその面影を残すばかりです。「昭和」という文字とそのにぎわいの幻影に少し切なくなります。

銭湯はなくなり、小次郎が活躍する街並み。常に時代の最先端を追い求めつつも、その移ろいを甘くかみしめる納車の旅でした。